2017年の1月に別府で開催された国際会議 The 11th International Conference on Ubiquitous Information Management and Communication (ACM IMCOM 2017) において,以下の論文が Honorable Paper Award を受賞しました.

  • Hiroshi Shimanuki, Toyohide Watanabe, Koichi Asakura and Hideki Sato: “Construction and Analysis of Easily Fold-able Processes for Computer-aided Origami”.

ACM IMCOM は情報工学分野で最も権威のある学会の一つ ACM が開催する国際会議です. ユビキタス社会における情報システムと通信システムに関する国際会議で,今年で11回目を迎えます.

約400件の投稿から 29% の採択率で選ばれた113件の論文の中から,この論文1件のみが最優秀論文として評価されました.

Corresponding Author は島貫博さんです. 彼は,朝倉が名古屋大学にいたときの研究室の後輩で, 現在は大同大学情報学部情報システム学科で非常勤講師も務めてもらっています. 島貫さんは,コンピュータ内で幾何学的に折り紙を扱い,

  • その折り方は物理的に正しいのか?
  • 折ったらどのような形になるのか?
  • どのように折れば所望の形になるのか?

などを Computer-aided Origami として研究しています. その他にも,

  • 折り紙の折り方教本を画像解析して,コンピュータが折り方を教えるシステム
  • 作りたい物の画像(鳥とか動物とか)を入力することで,その形になるような折り紙を設計するシステム
  • 折り紙を折っているところをリアルタイムに動画像解析し,折り方を支援するシステム

なども研究しています.

関連情報